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  • 祭の老人、というか老人

    さて、である。

    誰がなんと言おうと、まだ夏である。

    したがって、私は祭に行くわけである。

    あやつはなかなかよいもので、正直、テキ屋が黒かろうが、公務員だろうが、私の財布から金が出ることになんのちがいがあろうか

    いや、ない。

    というわけで、テキ屋は正義。

    そもそも私は裏稼業な方々に金を巻き上げられたことも、不快な気持ちにさせられたこともいまだかつてないが、公務員にはその両方がある

    税金という名のみかじめ料を取られ、公平と優越感という名の偏見と傲慢で私は大いに被害をこうむっている。

    であれば、正直、どっちがどうであろうが一向に構わない。

    なので昨今のテキ屋つぶしは、誰も得をせぬであろう。--いや、私が得をしないからやめろ。

    そもそも、あんな割にあわなさそうな職業を、誰もかもが選ぶとは思えぬ。であれば、資金がどこに流れていようが、よかろう。

    たしかに反社会的勢力はマズい。なんかもう名前からしていかにもマズい

    が。それとこれとは話が別なのである。反社会的勢力は潰してもよいが、テキ屋は潰すな、というワガママである。

    さて、そんなことより、表題の件である。

    祭にて私が楽しく屋台巡りをしているときである。雨が振っていた。道は大混雑である。

    そこになぜかチャリを押しながら人混みに突っ込んでくるジジイ--もとい、老紳士……いや、あいつはやはり紳士ではなかった。

    もういい。

    そこにチャリを押しながら人混みに突っ込んできたクソジジイが存在した。

    そしてあろうことか、私にそのチャリをぶつけるではないか。乗っていたら、訴訟モノである。

    思わず、育ちがいい私はその糞ジジイに向かって言を発するわけである。

    「おい、ジジイ、おまえアタマおかしいんか?」と。

    するとやつは無視である。

    おかしい、これは大事なことなので2度言っておこう、と私は繰り返し尋ねる。

    「おい、ジジイ、おまえアタマおかしいんか?」

    これも華麗にスルーである。

    まあ、別に追突された程度で、私のズボンが汚れただけであるから、さすがに追いかけるのは面倒だ。

    いきなりチャリをぶつけられた程度で威圧する私もたいがいだが、決しておかしいことは言っていない。

    たしかにことばは多少問題はあるわけであるから、育ちとかはまあ、存分にバカにし給え。

    だが、私の信念として敬意を払えない人間には、丁寧なことばは不要である。こと、弱者のフリをしたクズには厳しいことばでいい。

    雨の中である。

    祭だとわかっていた。

    迂回路は腐るほどある。

    なあ、なぜチャリでそこに行った?

    百歩譲ろう。雨の中チャリで人混み通過までは許そう。でもな、

    ぶつけたら、謝れよ、さすがに。

    なにかあったら、老いているから、という理由だけで甘くみてもらえると思ったのか?

    冗談にも程がある。

    雨の中を移動する元気がありながら、ぶつけて無視するふてぶてしさがありながら、どう考えたらおまえはそのまま許してもらえると思ったんだ?

    アタマがおかしい。

    いや、これはアタマがおかしい。

    DQNが我が物顔で街を闊歩する姿となんのちがいがあろうか。

    なんのちがいもない。

    老いているDQNか、若いDQNか。その差しかない。

    いや、私もその意味ではDQNなのがつらいところではあるが、でも、どう考えても相手は話は通じないわけであるから、ああめんどくさい。

    おかしい。

    私は世界に対して善良であろうとしているのに、一向に世界は私にやさしくない。

    これは大事件である。

    世が世なら世をはかなんでおかしくないレベルだ。

    そして私はおもむろにPCを立ち上げ、愚痴るわけである。

    愚痴ればジジイの行動も許してやろうと思えてくる……たぶん。

    ……お、待てよ。

    たしかに世界はやさしくはないが、愚痴ればいいのだから、とりあえず回っているような気がしてきた。

    じつに摩訶不思議である。

     

    2013年9月9日 カテゴリー:俺の愚痴 私生活の愚痴 タグ:, , , ,