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  • 噴飯

    さて、文化庁が「国語に関する世論調査」を発表している。

    世論調査のページ:http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/
    今年のやつ(PDF):http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/h24/pdf/h24_chosa_kekka.pdf
    主に日本語をとりまく情勢というものは、日本語の乱れを嘆く派と日本語の乱れを嘆くのを嘆く派と素直に従ってしまう派に別れる。

    嘆く派はなにを嘆いているのかそもそもわからない。

    なにか嘆くべきことがあるのだろうか。あなたの日本語と私の日本語が通じない。

    これはまことに悲しい問題である。言語でありながら、もはや通じないのである。

    悲しい問題ではあるが、もはや見ているものがちがうのであるから、仕方がない。どちらが優れているという話ではないだろう。

    老人のことばを私が理解しないからと言って私は老人に怒られる筋合いはないが、またJKと会話が成り立たぬと言って私がJKを叱りつける筋合いもないのである。

    そもそもJKは買ったり、しゃべったりするものではない。ただ眺めるものである。

    JKが突如、いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなか、などと話し始めても大部分の人間はぽかんと口を開けて終わるだろう。いや、むしろそれはそれでアリか。

    雀の子を犬君が逃しつる、で犬君たんハアハアなどと言った人間を私はひとりしか知らないが(無論、赤松くんである。赤松くんは基本的にはそういうひとだ。ちなみにいちおう私の先輩なのであるが、IMA-DROPsはジャニーズ方式であるので、先輩は「くん」付けで呼ぶ。……まあ、嘘である)、きっとこの需要はあるにちがいない。

    いや、なんの話だ。そうだ日本語の乱れを嘆く会の話だ。

    ようは古語というものがある以上、言語の変化を嘆くほうが、不自然な流れである、ということだ(亜空間論法)

    だから、私だってそう言う以上は、いずれは噴飯モノであるや、脳内を疑うや、地下3000メートルで活動しろクズの代わりに、サヨクには激おこプンプン丸だ靖国放火未遂とは劇オコスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム、と言わねばならないのであるが、それは正直、勘弁して欲しい。

    要するに私はその言語が通ずるコミュニティでは生きていない。

    よいか、JKたちよ。そのまま劇オコスティックファイナリアリティぷんぷんドリームであれ。

    その道を突き進め。箸が転んでもおかしい年頃というのはあるのである。劇オコスティックファイナリアリティぷんぷんドリームを私は決しておもしろいともセンスいいとも思わないが、それは10年後くらいに、うわああああああああああああああああああああ、と部屋の中を転げ回れ。

    JKが苦しみのたうち回る姿は見たくないが、残念ながら諸君らは10年後、JKではない。ただのBBAである。

    従って、私はBBAが若かりし頃の痛みで転がる様を想像して、2度おいしい。

    BBAはのたうち回るに限る。

    とか書いたら、なにかでふと逮捕とかされたときに、「などと意味不明な発言をしており、歪んだ性癖がかいま見えます。」と言われるのであろうか。

    そうそう、垣間見はただののぞきです。

    いつもにも増してとっちらかっている。さっさと集収しよう。

    現在、噴飯を「おかしくてたまらない」の意で使うことがあるだろうか?

    「アタマがおかしくて正視に耐えない」くらいのニュアンスで私は使うことが多いけれども。

    「おまえ、アタマおかしいんか? 笑うしかねーわ」が現在の噴飯の意味であるように思う。

    そもそも使わない(と言いつつ、こないだ使った気がするがwww)。

    誤用誤用と言いながら「独壇場」などとのたまう輩はセーフなのか。

    確信犯は確信犯的に使ったほうが味があるのではないか。

    汚名返上と名誉挽回はまあ、字面見ろよ、という話で終わりそうだが。

    だから、所詮、ことばなどいうものは程度問題である。好きに使っていい。通じるモノが通じて、おもしろいものがおもしろがれば、それでいいのだ。

    はい。前 説 終 了 。

    ここから安定の熱いメディア批判。つまり、本番

    今日の愚痴ネタは「国語に関する世論調査」である。

    さて、ここで各マスコミ様の報道を見てみようか。

    国語世論調査:ざっくり、きんきん…新表現が定着 文化庁 毎日新聞
    http://mainichi.jp/select/news/m20130925k0000m040029000c.html

    手書きの人が減少=会話の食い違い「自分に問題」-国語世論調査・文化庁 時事通信
    http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013092400698

    「噴飯もの」誤用半数近く 文化庁の12年度国語調査 日本経済新聞
    http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2402J_U3A920C1000000/

    「噴飯もの」=怒ってる? 誤用49% 国語世論調査 朝日新聞
    http://www.asahi.com/national/update/0924/TKY201309240190.html

    カタカナ語定着…でも「意味分からない」78% 国語世論調査 MSN産経ニュース
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/130924/edc13092421190005-n1.htm

    まあ、こんなものでよいだろう。ぶっちゃけると、1社以外は批判するつもりはぜんぜん全くない。

    つまり、カモフラージュである。こう言っておけば、私が好き好んで朝日や毎日のリンクを張ったのではないということを理解してもらえるだろう。

    さて、結論から言えば、時事通信が批判の対象である。

    元ネタとなった世論調査のPDFを見て欲しい。

    だいたいこれ、調査方法が適当すぎる。どう見ても回答が選択式である。文化庁だぜ、きっとひっかけだ! と思う輩続出であろう。

    というか、面接なのに、

    調査対象総数 3,523 人
    有効回収数(率) 2,153 人(61.1%)

    である。言っている意味がわからない。面接にわざわざ来たやつが、4割拒否って帰ったということか?

    そんなわけあるか。

    こんなもので正しい実情が理解できると言うのか。あまりに適当ではないか。どう調査したというのか、というのが私の最初の愚痴であった。、こんな文が資料にはある。

    一般社団法人中央調査社に委託し個別面接調査を実施

    一般社団法人中央調査社http://www.crs.or.jp/

    なるほど、甘い汁を吸っていそうな名前だ、どうせ適当な調査だろう。そもそも社団法人というのが死ぬほど怪しい響きである。さあ、私の前に会社概要を晒すがよい、とうきうきしながら、私は会社概要ページをクリックしたわけである。

    札幌支社(時事通信社内)
    仙台支社(時事通信社内)
    名古屋支社(時事通信社内)
    大阪支社(時事通信社内)
    広島支社(時事通信社内)
    福岡支社(時事通信社内)

    おい、時事通信じゃねえかwwwwwwwwwwwwww

    一般社団法人中央調査社
    代表者 会長 西澤 豊 / 事務局長 村尾 望

    時事通信社
    代表者 西澤豊(代表取締役社長)

    おい、時事通信じゃねえかwwwwwwwwwwwwww

    まあ、要は文化庁から時事通信に金が流れました、ということである。噴飯モノだな。

    もちろん、時事通信社は営利企業であるから、その関連会社が儲けたところで私にやんやと言われる筋の話ではあるまい。だが、そこは問題ではない。

    これを時事通信が報じたらマッチポンプそのものである。という点だ。

    自社(に縁の深い会社)からの情報を一度文化庁に発表させ、それをまた時事通信が報じる。

    この構造ができる限り、日本のマスコミ様は安泰である。

    都合よく調整した自社調査結果を公共機関に発表させて、言いたいことだけを言う。

    こんなことも可能である。そう、マスコミならね。

    やっているやっていないの話ではない。実際に可能である、というところが腐敗である。

    まごうことなき腐敗である。

    可能性を見せた時点で、もはやなにが正しいのかわからなくなるのである。どうあっても、こんなものは繋がるべきではない。吉野家コピペではないが、マスメディアはもっと殺伐としているべきなのである。

    馴れ合ったらプロパガンダもやり放題、特定個人への利益を産み続けても問題ない、世論は作るというパラダイスではないか。

    もちろん、誰かのパラダイスは他人の地獄の上に成り立っている。奴隷がいらぬのであれば、みな働くしかない。

    日本語の乱れ云々の前に、腐りきった調査方法など見なおしてみてはいかがだろうか(朝日風オチ)。

    2013年9月24日 カテゴリー:俺の愚痴 熱いメディア批判 タグ:, ,